2018年8月31日、ひょうご産業活性化センターによる「夏のビッグイベント2018」において、中小企業経営者等を対象に、日本の産業用ロボットのパイオニアとして貢献してこられた川崎重工業常務執行役員の橋本康彦氏による、「日本のロボット産業の現状とIoT・AI実用化の展望」を拝聴させていただきました。会場のレイアウトを変更するほど盛況で、現代の三種の神器と言われ「IoT」「AI」「ビッグデータ」は、多くの方々の高い関心事となっているようです。今回の講演は「ロボット」の歴史から驚きや新たな学びがありました。

話は変わりますが、闇雲にキーワードを追いかけても情報集めに過ぎません。例えば中小企業で「IoT」って何をするのか? センサー? 一体、設備投資にいくら使うつもりなのか?本当に効果があるのか?「AI」ってデータの蓄積はどうなってるの? ・・・・ とある中小企業の社長との会話。 他の数々の「IoT」のセミナーは、今はまだ、利用する側より売り手側の参加者が多いように感じますね。また、売り手側はソリューションではなく物売り感が否めない・・。

経営戦略に基づき本当に何が必要なのか、どうのように個々の優れた製品を組み合わせるのかなど、これからは利用する側の発想力も試されそうです。しっかりと現状を見極め、補助金の活用なども含めて、分かりやすい言葉でシステム化の有効性と実現への具体的な道筋をお伝えできればと思います。